『まひるの月を追いかけて』

言わずもがな恩田陸。話的には、あんまり私好みじゃないんだけど、最後の解説が良かった(笑)佐野史郎さん。確かに共感するわー。映像で見たくなる。書きたくなる。「映像に携わる人間を刺激する何かがある」って…!恩田陸の作品は、なんかぼーっとした映像で私の中に記憶されてるんだよね。佐野さんいいわー。俳優としても彼のことは結構好きなので、解説を書かれていてビックリしました。この本に共感できないのは、私がまだおこちゃまだからかな。こんな成熟した大人時代を知らないから。旅もしたことないし、結婚とかなおさら。これはちょっとミステリって感じだったけど、私の好きな恩田作品は学園モノでちょっとホラー気味のサスペンスミステリ。まさに『6番目の小夜子』。

まひるの月を追いかけて (文春文庫)

まひるの月を追いかけて (文春文庫)