そんなために

ちょっとにんにん入学の話。苦手な人は開かないように。


私は、彼らを死なせるために生んだのではない。

だから、友が死に、親が死んでも、彼らは生き続けていく。

それはとっても悲しいことだと思うけれど、私に彼らは殺せない。

みんな自分の子の未来と、そして最期をよく語るけれど、私にそれをすることはできない。なぜだろうと思うけれど、どうしてもできない。それはとても悲しいくなるから。どんなに明るい未来を語ろうとも、過ぎ去る時というものに、私はどうしようもない悲しみを感じるから。私は永遠を求めて彼らをきっと作ったんだ。だからどうしても、どうしても、これから先のことなんて考えられない。

つくづく私は面倒くさい人間だと思うよ。